確率は高校や中学校の数学でも習ったと思います。 確率の計算を極めようと思うととても複雑で難しいものですが、基本的な確率の考え方を抑えておくと今後の統計学のチャプターの理解の手助けになるのでここでもう一度おさらいしてみます。

PROBABILITY 確率

Probability 確率とは、あることが起こる可能性の度合いを表したものです。 例えば、サイコロを転がした時に 1 の目がでる可能性は 1/6 です。約 16.7%の確率です。 確率の求め方は、求めたい条件の頻度や数を起こりうるすべての可能性(通りの数)で割ります。

probability

トランプカードの例

トランプカードを使って考えてみます。 トランプは ◆ ダイヤ、♥ ハート、♣ クラブ、♠ スペードの 4 種類とそれぞれに A(エース)から K(キング)まで 13 のカードがあります。

トランプカードはジョーカーを入れなければ、 13 × 4で52枚のカードで構成されています。 例えばトランプカードデッキの中から無作為に1枚カードを引いた時 A(エース)を引く可能性はどのくらいか。

P(A エース)=?

一般的に P は Probability を意味し()の中は求めたい可能性の条件を書きます。 トランプの中には A(エース)は ◆A、♥A、♣A、♠A の4種類があります。 トランプの中には全部でカードが 52 枚あります。

4(求める可能性の通り数)/52(すべての起こりうる可能性の数)= 約 7.7%

つまり

P(A)=約 7.7%となります。

probability

COMBINATIONS 組み合わせ

Combinations 組み合わせは、互いに異なるもののなから特定の数を選び、その選び方の数のことをいいます。

例えば、赤・青・緑・紫・茶の5種類ボールから2つのボールを選びます。その組み合わせはどのくらいでしょう?高校の数学では下記のような数式を習ったと思います。

probability

がここでは Excel の関数を使ってより簡単に答えをもとめてみます。

Excel Function:Combination =COMBIN(number, number chosen)

Excel の関数では=COMBIN を使い、全部の種類の数、選ぶ種類の数を指定します。 つまり

=COMBIN(5,2)と入力すると 10 と Excel が自動で計算してくれます。 答えは 10 通りとなります。

probability

PERMUTATIONS 順列

Permutations 順列では、組み合わせとちがいその順番も含んだ選び方の数を数えます。 例えば、赤・青・緑・紫・茶の5種類のボールからボールを一つ選んだあと更にもう一つ選びます、そのとおりの数はいくつあるでしょうか? 高校の数学では下記のような数式を習ったと思います。

probability

がここでも Excel の関数を使ってより簡単に答えをもとめています。

Excel Function:Permutation =PERMUT(number, number chosen)

Excel の関数では=PERMUT を使い、全部の種類の数、選ぶ種類の数を指定します。 つまり =PERMUT(5,2)と入力すると 20 と Excel が自動で計算してくれます。

probability

probability